スマホの普及で便利な世の中になりましたが、その一方で、スマホによる子どもたちへの影響が心配されています。ネット・ゲーム依存もその一つです。

子どものスマホ依存が子どもに与える影響とその予防法について、専門家の磯村毅先生を講師に迎え11月2３日、熊本市現代美術館で講演会が開催されました。

子どもの脳が未発達のうちに、スマホやインターネットゲームに触れると子どもの脳の発達、特にセルフコントロールの発達に影響が及び、学校生活に適応できずに不登校になったり、切れやすい・我慢できないなどの問題行動につながることなど、詳しくお話しいただきました。予防法は、とにかく子どもにスマホを持たせるのを遅らせること、持っている場合は子どもにルールを決めさせるなどが大事で、そのためには、学校や近所の親同士の連携と協力が重要だということでした。

満席の会場からは、「時間を決めているがご褒美にゲームの時間をのばしてと言われて対応に困っている」「スマホで子守唄を聞かせているがいいか」「すでにうちの子は依存になっていると思うがどうすればいいか」「ICTでの授業が行われているがこれはどうなのか」など　たくさんの質問が活発に出され、関心の高さを伺わせました。

磯村毅先生は名古屋在住ですが、各地で関連の講演会を開催されておられます。今回聞き逃した方はぜひチェックしてみてくださいね。