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2021.05.22

ナーシング アロマケアリストセミナー開催しました!

5/15・16に本校独自講座「ナーシングアロマケアリストセミナー」(全10時間)を開催しました。
今回は、9月に開設される「障がい者グループホーム・ファミリン」看護部様より、ご依頼を受け、開業後のアロマセラピー導入のニーズに応えるべく、一部内容を変更して行いました。(感染対策として、公募はせずご依頼事業所様のみで、又講師も内部講師のみで開催)

このセミナーは、介護や看護・福祉の現場でアロマセラピーを日常ケアとして安全に行うための、倫理的視点と基本的な知識・技術を学ぶことを目的としています。医療介護保険外のアロマセラピーをどの様にケアに導入していくのか、ニーズと制約(関係法規)、メカニズム、症状別アロマセラピー、事例検討、日常ケア技術演習といった内容を2日間で行います。
メイン講師は、実際に医療や介護現場に入っている早川校長(看護師、看護教員資格者)と、迫 講師(産婦人科領域への産後ケア、介護施設の美容ケア歴20年)が、実践を通した講義を行いました。

ケア実践者が大切にしている「その人に寄り添うケア」。五感ケアとしての「香りと触れるケア」の事例紹介では、香りの効果やそこに潜むその人の物語【ナラティブ】にも気づきを得ます。私たちは、それを「ナラティブアロマケア」として、対象の香りへの反応からケアのヒントを得、対象と一緒にケアを創造していくことができると実感しています。本能の「ここちよさ」を求めるケアとは何かを探求していくことは、これからもケア実践者・セラピスト・講師としても永遠の課題です。

受講生の感想では
「対象の物語を大切にしたケアをしてこそ、アロマセラピーが生きるということを思い知りました。」
「看護という領域の可能性は果てしなく、素晴らしい」
「もっと、アロマセラピーを学び、ケアに活かしたい」
という言葉を、いただきました。

「ここちよさ」による、私たち人間が持てる「自然治癒力」の向上や「苦痛のとらえ方の変化(緩和)」は、対象とケア人の相互作用によって、より高められることも実感して頂けたことを、講師として嬉しく思います。
アロマセラピーを安全に取り入れることで、ケアの幅を拡げたいという「障がい者グループホーム・ファミリン」さん。素敵な施設の誕生が今から楽しみです。

*ナーシングアロマケアリストセミナーに関するお問い合わせはこちら⇒https://lifejapan-k.jp/aroma/contact/

*セミナーは、AEAJと本校のコロナウィルス感染防止対策のガイドラインに沿って実施しております。